2008年 06月 11日
小虎っち、台湾上陸までの道のり④ 小虎のおつとめ日記【上】
国立台湾大学は、日本統治時代に建てられた校舎を今も使用していて
趣のある、トップクラスの大学なんだそうで。
広大な敷地に緑の多い、気持ちのいいキャンパスです。
その台湾大学の近くに、台湾大学付属動物病院がありまして
そこが小虎っちの係留先でした。
3週間の係留を乗り切ろう、と腹をくくってからというもの、係留先について色々
情報を集めたり問い合わせをしたり(=オットが)
資料を見たりしていたのですが、やっぱり実際に見ないことには安心できず。
台北の住宅下見の際に、係留先の下見も行こうと思っていたものの
結局時間がなく、住宅下見すら行けずじまい。
なので、空港から病院までのタクシーの中、やっぱりそわそわ~~
一方の小虎は、タクシーの中でもいたって静かにガハガハしながら、
窓の外なんかを眺めつつ過ごしていました。
動物病院に到着し、ワタシたち一行を担当医に引き継ぐと、空港検疫官は帰っていきました。
要は、ワタシたちがちゃんと係留先へ到着したかのお目付役だったんですね。
検疫を行う場所は、動物病院の最上階の一角にあり、
そこに、ペットホテルと同じようなケージが並んでいました。
室内は想像していたよりも(=刑務所)ずっと明るく清潔にされていて
フリースペースで昼寝しているワンコの姿も。
資料の中でも、ペットホテル同様の世話をする旨の記載がありましたが、
実際自分の目で見てみるまで、信頼できるかどうかは未知数です。
(そして見た時点でもしなにか問題があったら、きーきー言う気満々だった飼い主)
なので、到着早々小虎をクレートから開放し、お水をたっぷり出してくれた時には
少しホッとしました。
開放された後の小虎は、まさに縦横無尽。
水をがぶ飲み→ニオイチェック→獣医さん(=若い女医さん)に遊んでアタック
水飲み過ぎて吐く→シッコもンコもし放題
とそれはもう、フルコース。
粗相を片付けようとしたら、2人いたうちの片方の女医さんが
「没問題~没問題~~、それはこちらでやるので気にしないでください。
今彼は自分のニオイをつけているところでしょうから、しばらく好きにさせてあげましょう」
とおっさるではないですか。
小虎の相手をしてくれている女医さんも、
「KOTORA、KOTORA♪」と言いながら、小虎のぶるぶるヨダレ飛沫を受けながらも
遊んでくれていて、フレブルの扱いにもとっても慣れていらっさる。
この段階ですでに、飼い主の緊張はゆるゆる~っとほぐれまくり。
すっかりウホウホ状態になっている小虎はお任せして、
女医さんから、小虎がここで3週間どのように過ごし、どんな検査を受けるのか
そして飼い主の面会ルールなどの説明を受けました。
面会は週に3日まで(平日のみ)、面会の際は事前予約を入れる、などなど。
最初は毎日でも来よう、と思っていたのですが、
たくさんのワンニャンがいるため、面会スペースにも限りがあることや
毎日飼い主と離れる、というのもワンニャンのストレスになるなどの理由から、
面会日数が決められているようです。
この説明のあと、こちらからの注意事項(いつも食べているフードの説明や、クセなど)や
心配事の質問をしてから、いよいよ小虎と離れる時がやってきました。
「じゃあ小虎っち、とにかくがんばって・・・・」と振り向くと、
そこに小虎の姿はなく。
女医さんに「あれ、小虎は?」と聞くと、
「ああ、隣のフリースペースに遊びに行ったみたいです」
ってコラ。
こらこらこらこら、小虎っちーーーーー
と思ったんではありますが、まあ後追いされる(絶対にないですが)よりは良かろうと
面会の予約を入れた後、そのまま病院を後にしたんでした。
ある程度予測はしてたんですけどもね、この小虎の様子は。
でもあまりにも案の定過ぎて・・・・・・・
こうして、小虎の3週間おつとめ生活は始まったんでした。
by mhoi28
| 2008-06-11 21:29
| 小虎 また海を渡る@台湾編